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「物質」「生命」「意識」の3レベル

カテゴリ: 理の研究 2016年版

 量子論が確立されて以降、自然科学は「目に見えるマクロの世界」から「目に見えないミクロの世界」へと対象が変わってきたと書物を読むことで考えるようになりました。自然科学の3大テーマである「物質の起源」、「生命の起源」、「意識の起源」が量子レベル(分子、原子、素粒子)の研究で徐々に解き明かされてきていることを感じます。
 
 「理」の研究においては、「物質の起源」、「生命の起源」、「意識の起源」は最も本質的で大切なテーマでです。そこで、「物質」「生命」「意識」を「物質レベル」、「生命レベル」、「意識レベル」と「理」の研究のなかで位置づけることにします。
 

物質レベル  すべては物質からできています。この「現実世界」を構成しているもっとも根源は物質です。「物質とは何か」を問わずして、この世界の「理」を知ることはできません。
 物質レベルは、「物質の起源」すなわち「宇宙の起源」を問う領域です。
生命レベル  生物(生命体)は、すべて物質からできています。なぜ、物質(個体)が生物(生命体)になりえたのか。
 生命レベルは、「生命の起源」、「生命とは何か」、「物質と生物の違いは何か」を問う領域です。
意識レベル  生物(生命体)は、意識をもつ生物と意識を持たない生物がいると考えられます。人間は意識を持つ生物(生命体)です。
 意識レベルは、「意識の起源」、「意識とは何か」、「人間はいかに意識を持つに至ったのか」を問う領域です。意識レベルには、人間の知的活動(記憶、学習)や感情、心の問題を含めます。

 


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