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人体はこうしてつくられる : ひとつの細胞から始まったわたしたち

カテゴリ: Book-生命誌

タイトル: 人体はこうしてつくられる : ひとつの細胞から始まったわたしたち

著者:  ジェイミー・A.デイヴィス [著]

出版社:  紀伊國屋書店

発行日:  2018.11

価格:  2500円

書籍情報:  国会図書館  版元ドットコム  Amazon


人体はこうしてつくられる : ひとつの細胞から始まったわたしたち

紹介

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「素人にも玄人にも面白い、ドーキンスにもひけをとらない説明の巧みさ!
読了後、自分がどうやってできあがってきたかを知ったあなたは、
感動とともに、自分のからだに心からの敬意をはらうはずだ」
仲野徹先生絶賛!!
(大阪大学大学院教授、『こわいもの知らずの病理学講義』著者)
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もっとも身近なワンダーランド!

人体は複雑極まりないが、すべては受精卵というひとつの細胞から始まる。
設計図面や現場監督が不在のなか、
この直径0.1mmの小さな物質はいかにして人間になるのか?
遺伝子はどう働き、神経や血管、骨、筋肉はどのようにつくられるのか?

受精卵の細胞分裂から、各器官が次々に形成されて人体が完成するまでの過程、
さらには成長し、生命が維持される仕組みまで――
未知の部分の多いヒトの発生過程という難解で神秘的な生命現象を一般向けに解説する科学読み物。[図版多数]

目次

《目次》
【序】
第1章 異質の方法と向き合う

【第 I 部】ラフスケッチ
第2章 一から多へ 《卵割》
第3章 違いをつくる 《胚盤胞の形成》
第4章 体の基本構造をつくる 《原腸形成》
第5章 脳の始まり 《神経管の形成》
第6章 長いお分かれ 《体節の形成》

【第 II 部】細部を描き込む
第7章 運命は会話で決まる 《情報伝達とパターン形成》
第8章 体内の旅 《細胞の遊走》
第9章 配管工事 《心臓・循環器系の発生》
第10章 組織を組織する 《器官の発生》
第11章 手も足も出る 《体肢の発生》
第12章 Y? どうして? 《生殖器系の発生》
第13章 配線工事 《神経系の発生》

【第 III 部】仕上げ
第14章 死んでも体をつくる! 《選択的細胞死》
第15章 心を決める 《ニューロンと学習》
第16章 バランス感覚 《大きさとバランスの制御》
第17章 友をつくり、敵と戦う 《共生細菌と免疫系》
第18章 メンテナンスモード 《体の維持と修復》

【第 IV 部】全体像
第19章 発生学から見えてくるもの

付・参考図書/原注/用語解説/索引

著者プロフィール

ジェイミー・A. デイヴィス  (デイヴィス ジェイミー)  (著/文

【著者】 ジェイミー・A. デイヴィス(Jamie A. Davies)
エディンバラ大学実験解剖学教授。同大学統合生理学センター長。専門は哺乳類の形態形成。「ひとつの細胞からいかに複雑な生物形態に発達するか」の解明を同研究室の目標として掲げ、一般的な発生生物学から、細胞や生体器官の組織工学的研究、コンピュータシミュレーションによる理論の検証など、さまざまなアプローチを駆使してその果てしなき謎に挑んでいる。英国王立医学協会フェロー。

橘 明美  (タチバナ アケミ)  (翻訳

【訳者】 橘 明美(たちばな・あけみ)
翻訳家。訳書に、大ベストセラーとなったルメートル『その女アレックス』(文春文庫)をはじめ、シドニウス・ファルクス『奴隷のしつけ方』(太田出版)、マレー『階級「断絶」社会アメリカ』(草思社)、ラルゴ『図説 死因百科』(監訳、紀伊國屋書店)ほか多数。


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