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宇宙は「もつれ」でできている : 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか

カテゴリ: Book-量子論

タイトル: 宇宙は「もつれ」でできている : 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか

著者:  ルイーザ・ギルダー 著

出版社:  講談社

発行日:  2016.10

価格:  1500円

書籍情報:  国会図書館  版元ドットコム  Amazon


宇宙は「もつれ」でできている : 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか

紹介

一人の天才の独創が生んだ相対論に対し、量子論は多数の物理学者たちの努力によって構築されてきた。その精緻化のプロセスで、彼らを最も悩ませた奇妙な現象=「量子もつれ」。因果律を破るようにみえる謎の量子状態は、どう理解されてきたのか。EPRパラドックス、隠れた変数、ベルの不等式……。当事者たちの論文や書簡、討論などを渉猟し、8年をかけて気鋭の科学ジャーナリストがリアルに再現した、物理学史上最大のドラマ。


アインシュタインが生涯信じなかった“幽霊現象”――。

最高の頭脳を翻弄した“量子の奇妙なふるまい”が、「宇宙観」に革命をもたらした!
量子力学100年の発展史を一気読み。


直観と論理の狭間で、物理学者がもがく!

一人の天才の独創によって誕生した相対論に対し、量子論は、多数の物理学者たちの努力によって構築されてきた。

数十年におよぶ精緻化のプロセスで、彼らを最も悩ませた奇妙な現象=「量子もつれ」。

たとえ100億km離れていても瞬時に情報が伝わる、すなわち、因果律を破るようにみえる謎の量子状態は、どんな論争を経て、理解されてきたのか。

EPRパラドックス、隠れた変数、ベルの不等式、局所性と非局所性、そして量子の実在をめぐる議論……。

当事者たちの論文や書簡、公の場での発言、討論などを渉猟し尽くし、8年の歳月をかけて気鋭の科学ジャーナリストがリアルに再現した、物理学史上最大のドラマ――。

目次

監訳者まえがき
読者のみなさんへ
序章 もつれ
第1章 ちぐはぐな靴下
第1部 侃々諤々──闘わされた議論
第2章 光の量子化
第3章 量子化された原子
第4章 不鮮明な量子世界の描像
第5章 市電に乗って
第6章 「光の波」と「物質の波」
第7章 映画館のパウリとハイゼンベルク
第8章 「聖なる島」のハイゼンベルク
第9章 静養地のシュレーディンガー
第10章 観測可能なもの
第11章 この忌まわしき「量子飛躍」
第12章 不確定性
第13章 ソルヴェイ会議
第14章 スピンする世界
第15章 ふたたびソルヴェイ会議
間奏 人も物も散り散りになる
第16章 「実在性」をどう考えるか
第2部 研究と告発
第17章 「ただ真実を」──プリンストン
第18章 オッペンハイマー狂騒曲──バークレイ
第19章 プリンストンの量子論
第20章 疑念──ふたたびプリンストン
第21章 アインシュタインを説き伏せよ──量子論
第22章 「隠れた変数」と潜伏
第23章 ブラジル
第24章 世界からの手紙
第25章 オッペンハイマーに立ち向かう
第26章 アインシュタインからの手紙
ボームの物語のエピローグ
第3部 発見
第27章 状況は変化する
第28章 「不可能性の証明」が証明したもの
第29章 少しばかりの想像力
第30章 実験物理学は単純ではない
第31章 設定の変更
第4部 「もつれの時代」の到来
第32章 シュレーディンガー生誕100周年
第33章 3まで数える
第34章 「測定」に反対して
第35章 これを実用化できると?
第36章 世紀の転換点に
第37章 おそらくは、謎
エピローグ ふたたびウィーンにて


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