素粒子の心細胞の心アリの心 : 心が語る生命進化の真相
タイトル: 素粒子の心細胞の心アリの心 : 心が語る生命進化の真相
著者: 望月清文 著
出版社: 水曜社
発行日: 2015.7
価格: 2700円

紹介
人は一体いつから現代人のような心をもつ人になったのだろうか? そして人は、本当にダーウィンの提唱した突然変異と自然淘汰によって、単純な生命体から時の流れとともに少しずつ進化してきたのだろうか? 本書では、現在を生きる一人ひとりの心の世界を探求することで見えてきた人間誕生の秘密を明らかにし、生命が一体どのようにして地球上に登場してきた
のか、そして人間に生きることの意味を問わせる心は一体どのようにして誕生してきたのか、といった問いに答えるとともに、ビッグバンから人間誕生までの生命の進化の真相にせまろうとする。
私の調査したデータをもとに、推測される人間誕生のドラマと、そこから導き出されてきた生命進化の真相はダーウィンが「種の起原」の中で自身の学説に対して抱いたいくつかの難問を難問ではなくしてくれるし、カンブリア紀の爆発や、数百万年、数千万年の間ほとんど変化のなかった種が、突然新たな種へと変化するという断続平衡の現象をも謎ではなくしてくれる。
本書は、Ⅰ部とⅡ部に分かれている。Ⅰ部は第一章から第五章までで、私の行ってきた探求結果を基本に、ダーウィンの説く進化の学説と比較しながら、人間の誕生の秘密を明らかにする。Ⅱ部の第六章から第十章までは、Ⅰ部で明らかにされた人間誕生に込められた生命の営みを基本に、生命進化の真相にせまる。(「はじめに」より)
目次
Ⅰ部 人間の誕生
第一章 生物の進化にまつわる謎
第二章 ダーウィン進化論の実と虚
第三章 人間の誕生
第四章 人間性の起原としての共通感覚
第五章 人間の誕生と種の誕生
Ⅱ部 生命進化の真相
第六章 統合力の世界
第七章 部分と全体
第八章 個と種
第九章 統合力の進化
第十章 人間性の起源
終章 検証
エピローグ