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細胞の中の分子生物学 : 最新・生命科学入門

カテゴリ: Book-分子生物学

タイトル: 細胞の中の分子生物学 : 最新・生命科学入門

著者:  森和俊 著

出版社:  講談社

発行日:  2016.5

価格:  900円

書籍情報:  国会図書館  版元ドットコム  Amazon


細胞の中の分子生物学 : 最新・生命科学入門

紹介

今やさまざまな生命現象が細胞・分子レベルで解明され、生命の本質への理解が格段に深まっています。生命活動の基本は、DNAの暗号を解読してタンパク質を正しく作りつづけること。これが私たちの体のすみずみの、細胞ひとつひとつで24時間休みなく行われることによって、生命が維持されているのです。その要となる仕組みを解明した日本を代表する世界的研究者が、細胞内で働く巧妙なメカニズムをやさしくひもときます。


私たちの細胞内で休みなく働きつづける、生命を紡ぐ絶妙なメカニズム──。
世界的研究者による、京大名物講義をもとにした最新の生命科学入門!

 今やさまざまな生命現象が細胞・分子レベルで解明され、生命の本質への理解が格段に深まっています。生命活動の基本は、DNAの暗号を解読し、タンパク質を正しく作りつづけること。これが私たちの体のすみずみの、細胞ひとつひとつで24時間休みなく行われることによって、生命が維持されているのです。その過程には、何段階ものステップがあり、そのたびにエラーを訂正する巧妙な機能が組み込まれています。
 本書では、細胞内で繰り広げられる生命現象を、基本からやさしくひもときながら、最後は現在もっともホットな分野である「タンパク質の品質管理メカニズム」=「小胞体ストレス応答」研究の最先端を紹介します。
 小胞体ストレス応答とはまだ一般には耳慣れない言葉ですが、生命の基盤としてタンパク質合成の要となり、糖尿病、アルツハイマー、動脈硬化、がんなど、さまざまな病気に関与しているとして世界中から注目を集めています。著者は、その仕組みを解明し、ノーベル賞の前哨戦と言われる数ある国際的な科学賞を総なめにした日本を代表する研究者。その著者が、10年以上にわたって磨きをかけてきた京都大学の名物講義をもとに書き下ろした、生命科学入門の決定版です。

目次

はじめに
第1章 物質から生命へ
第2章 遺伝子からゲノムへ
第3章 DNAからタンパク質へ
第4章 細胞から細胞内小器官へ
第5章 タンパク質の形成と分解
第6章 驚異の復元力──小胞体ストレス応答の発見
第7章 生命の基盤を解き明かす──ヒトの小胞体ストレス応答研究の最前線
おわりに

著者プロフィール

森 和俊  (モリ カズトシ)  (著/文

1958年岡山県倉敷市生まれ。1985年京都大学大学院薬学研究科博士課程退学。1987年京都大学薬学博士。岐阜薬科大学助手、テキサス大学博士研究員、エイチ・エス・ピー研究所副主任研究員・主任研究員、京都大学大学院生命科学研究科助教授を経て、現在、京都大学大学院理学研究科教授。小胞体ストレス応答研究の開拓者。ワイリー賞、カナダ・ガードナー国際賞、紫綬褒章、上原賞、朝日賞、ショウ賞、アルバート・ラスカー基礎医学研究賞、トムソン・ロイター引用栄誉賞、恩賜賞・日本学士院賞など受賞多数。


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