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佐藤文隆先生の量子論 : 干渉実験・量子もつれ・解釈問題

カテゴリ: Book-量子論

タイトル: 佐藤文隆先生の量子論 : 干渉実験・量子もつれ・解釈問題

著者:  佐藤文隆 著

出版社:  講談社

発行日:  2017.9

価格:  980円

書籍情報:  国会図書館  版元ドットコム  Amazon


佐藤文隆先生の量子論 : 干渉実験・量子もつれ・解釈問題

紹介

アインシュタイン方程式の「トミマツ‐サトウ解」の発見で世界的に知られる著者が、量子力学の本質に迫る! 最先端の量子力学実験は、我々の科学認識に大きな変更を要求している。「観測」とはなにか? 「物理量」は実在するのか?二重スリット実験を巧妙に発展させた、最先端の干渉実験はなにを教えてくれるのか? 佐藤文隆先生による新しい量子論。


アインシュタイン方程式の「トミマツ‐サトウ解」の発見で世界的に知られる著者が、量子力学の本質に迫る!

最先端の量子力学実験は、我々の科学認識に大きな変更を要求している。
「観測」とはなにか? 「物理量」は実在するのか?
二重スリット実験を巧妙に発展させた、最先端の干渉実験はなにを教えてくれるのか?
量子力学の腑に落ちない感覚を見つめ直す、佐藤文隆先生による新しい量子論。

目次

序章 傍観者か参加者か?
第1章 量子力学とアインシュタイン
1-1 アインシュタインの揺さぶり
1-2 普遍的世界を脅かす観測者の登場
1-3 量子力学の展開
1-4 量子力学の大躍進
第2章 状態ベクトルと観測による収縮
2-1 量子力学の三要素、対象とモデル
2-2 波動関数と状態ベクトル
2-3 状態ベクトルの変化
2-4 2量子状態――ビットとqビット
2-5 エンタングル状態
2-6 光子の偏光状態
2-7 スピンを斜めに測る
第3章 量子力学実験──干渉とエンタングル
3-1 干渉実験――二重スリットとマッハ・ツェンダー干渉計
3-2 「どちらを通ったか」をチェック――KYKS実験
3-3 HOM実験
3-4 ZWM実験
3-5 EPRエンタングルメント
3-6 GHZ――スピン三体エンタングルメント
第4章 物理的実在と「解釈問題」
4-1 EPR論文のいう実在
4-2 素朴実在論の踏み絵
4-3 量子力学の解釈問題
4-4 量子力学の理論的部品
4-5 「状態ベクトル」の見方で分類する
4-6 思想問題と情報テクノロジー
4-7 「整合歴史」と「デコヒーレンス」
第5章 ジョン・ホイラーと量子力学
5-1 ジョン・ホイラー追悼文
5-2 物理学の核心を追って
終章 量子力学に学ぶ

著者プロフィール

佐藤 文隆  (サトウ フミタカ)  (著/文

1938年、山形県生まれ。1960年京都大学理学部卒業。京都大学教授を経て、現在同大学名誉教授。専攻は一般相対論、宇宙物理学。トミマツ・サトウ解の発見など多くの業績をあげた。著書に『アインシュタインの反乱と量子コンピュータ』(京都大学学術出版会)、『孤独になったアインシュタイン』(岩波書店)、『量子力学は世界を記述できるか』(青土社)など。


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